だるチャンが生まれたのは、2004年でした。
ピアノ教室の生徒に、地域の小学生を加えた10数人でボディーパーカッションの教室を作り、児童館まつり、地域の祭礼のステージ、中学校での地域のイベントの出演を目指していました。
ある日、レッスンが終わった時に、子供達をテーブルの周りに座らせて、「お揃いのTシャツを作ろう!深大寺にはだるま市があるから、だるまさんの絵を描いてみて!」と提案。
その時に描かれた絵からTシャツが作られ、その中の一つのだるまさんがニコニコして可愛いので、「だるチャン」と名前を付けたのでした。
その時の子供達のお母さん3人で、「このだるチャンを使って何か面白いことをしていこうよ」とそこからだるまさんは歩き出したのでした。
・・・・・ここにたくさんのドラマがあり・・・・・・
その時から20年経ったことに、改めてビックリです。
だるチャンを動かしたい!という思いはずっとありました。
グッズのアイディアは、いっぱい浮かぶのでしたが、だるチャンを動かすアイディアはなかなか天から降りてこないのでした。
昨年、実行に移すキッカケを得たのでした。
大きなお仕事をいただきました。
明星大学の100周年記念品の制作です。
8500個のだるまさんを作りました。
その収益を使って「絵本作家さんに制作を依頼すればいい!」とアドバイスをいただきました。
その時に真っ先に浮かんだのが、福島の高校の同級生一条光子さん(みっちゃん)の娘さんのかとーゆーこさんでした。
保原町のみっちゃんと、梁川町生まれの私は、どこかとても気が合うのでした。
福島に帰省した時には、同い年の娘同士を遊ばせたり。。。
ゆーこちゃんは美大生の時、絵本コンクールで受賞し、現在は絵本作家として大活躍中です!!
「おべんとばこさんこんにちは」(マイクロマガジン社)「ぽわぽわもりのおかいもの」(世界文化社)、キンダーブック他
あたたかいタッチ、優しい色使い、和の感じがだるチャンの世界にピッタリ。
昨年5月から、このだるチャン絵本のプロジェクトがスタートしました。
深大寺にも取材に来ていただき、お蕎麦を食べながらだるチャンの世界を掴んでいただいたのでした。
ストーリーは、ゆーこちゃんが作ったラフを土台として、だるチャンメンバーで練りに練り上げました。
だるチャンの線は私が描きました。
だるチャン以外の背景、着彩はゆーこちゃんにお願いしました。
同居の義母が、寝たきりになり、自宅介護となり「これだ、この足が大事なんだ!!!!!」と痛感しました。
最初からあっただるチャンの足が、ここにきて本当に重要なものと見えるようになったのです。
そして「笑い」😀 笑うことで毎日が豊かになる!!
この二つのテーマを持った絵本です。
絵本が1冊できるまでには、実にたくさんの工程と人とエネルギーが要るのでした。
もう1人重要な人物がいます。
装丁を手がけていただいた、大嶋芽衣ちゃん。10年ほど前、数名の大学生たちが関わってくれたことがありましたが、その1人です。
「だるチャンのおうち」という名前もこのメンバーたちから生まれました。
文字一つ、ページ一枚、タイトル、奥付け、紙の厚さ、、、全てにおいて、ベストな提案をしていただきました。
言われることをするのではなく、どんどん引っ張っていってくれる姿勢が実に素晴らしかったです!
ゆーこちゃん、めいちゃん、きやま(後ろにだるチャンプロデュース)のトリプルプレーは楽しかったです!
A4を半分にした経済寸法の小さめな絵本ですが、手にしてみると感無量です😭
ここから次の展開を考えていくのが楽しみです。←私の楽しみはここですね🎵
「だるチャンのおうち」の店頭に並んでいます。
「そばごちそう門前」さん(深大寺山門前)でも販売しています。
図書館、幼稚園、保育園に寄贈をしていきます。
みなさん、どこかでご覧いただければ嬉しいです。
(ちなみにですね、3人の孫もこっそり描き込んでもらいました😀)
深大寺の光景も描いています。
調布深大寺だるチャン
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