だるチャン誕生物語

2004年の春、私貴山圭子が開く子どものボディーパーカッションのグループ(深大寺近隣の小学生たち)からだるチャンが生まれました。
児童館のイベントや、地元の祭礼の舞台、高齢者施設などでボディーパーカッションを披露するために練習していました。
4つのパートに分かれ、手を打つ、床を踏む、膝や胸を叩く、、、など体を楽器にした楽しい表現方法です。
とても面白くなり、舞台に立つのが楽しみになってきました。
私は、みんなでお揃いのTシャツを着て並ぶ姿を頭に描きました。

ある日の練習の途中に、全員に、机の周りにきてもらい、それぞれに白い紙と鉛筆を出しました。
「みんな、お揃いのTシャツでステージに立とう!深大寺といったら、だるま市だよね。だるまさんの絵を描いてみない?」
「先生、だるまってダサいよ。オレ、ドクロがいい!」 「ネコを描きたい」 そんな子ども達の声・・・
そこで、「深大寺にやって来た人に、『そのTシャツどこで売っているの?』と尋ねられたらどう?」
この小学生たちは、ランドセルを背負って深大寺の参道を歩いて登下校しています。
季節によっては、たくさんの観光客の合間を縫って歩いてくるのです。
「よっしゃ〜〜〜」
そこから、みんなだるまさんを描き出しました。
どれもこれも採用したい、それはそれはユニークなだるまちゃん達。
子どもの可能性はすごい!と、この時に実感しました。
これがその時に子どもたちが描いた絵です。
手をたたき、足を鳴らすだるまさんたちです。

この絵から、母仲間で絵描きである吉村美津江さんが、デザインにして、Tシャツが出来上がりました。子どもたちをイメージしたいろんな表情のだるまさんが6体並んでいます。

このだるまさんの一つが、ニコニコしていて、とても可愛いのでした。

この子を「だるチャン」と呼ぼう!と決めました。
「だるチャン」が誕生した瞬間でした。